こんにちは!
トビタテ!留学JAPANの15期生で
ウォータールー大学に研究留学をしているHiroです!
以前、僕はウォータールー大学に
2ヶ月間の研究留学を行っていました。
それが終了して、
トロント・ピアソン国際空港から日本に帰国する際、
飛行機を乗り過ごしました。
トロント・ピアソン国際空港を利用して、
アメリカ経由で移動する際、
これらに似た事例は出ているらしいので、
注意喚起も含めた体験談になっています!
本記事を読めば、
- なぜトロント・ピアソン国際で飛行機に乗り過ごしたのか
- トロント・ピアソン国際空港を利用する際の注意点
これらをメインにお話ししようと思います!
トロント・ピアソン国際空港
トロント・ピアソン国際空港は、
カナダ国内で有数の規模を誇る大きな空港です。
トロント中心街から約22 kmのところに位置しており、
アクセスもいいです。電車一本で行くことができます。
エアカナダやウェストジェットをはじめ、
デルタ航空やアメリカン航空、
ユナイテッド航空など世界中からの
フライトが多く発着。
東京からエアカナダによる直行便が運行しています。
なぜ飛行機に乗り過ごしたの?
こんな見出しを書くことになるとは
乗り過ごした当時は思っていませんでしたね。笑
結論から言うと、
アメリカの入国審査で
人が多すぎて列が進まなかった
からですね。
僕は、
トロント🇨🇦→シカゴ🇺🇸
→成田(東京)🇯🇵→伊丹(大阪)🇯🇵
このルートで帰国予定でした。
なので一度カナダからアメリカに入国することになります。
トロント・ピアソン国際空港から
アメリカに移動する際、
アメリカの入国審査はもうトロントで行います。
なのでアメリカに着いたらすぐに解放されます。
飛行機を乗り過ごした時のお話し
僕のフライトは、
トロント・ピアソン国際空港を
午前6:30に出発し、シカゴへ行くものでした。
なのでウォータールーを
朝に出ても間に合わないことはわかっていたので
トロント・ピアソン国際空港近くの
ホテルに泊まり、
午前3:30にはチェックインを済ませていました。
3時間前なので、
早いとも言えませんが遅くもありませんよね。
ただ、ここからが他の空港と違うところです。
僕の認識では、
チェックイン(搭乗券をもらうとき)
を行うと同時に荷物を預けることができると思っていました。
しかし、ここでは違いました。
チェックインを済ませてから、
荷物を預けるためにもう一度別の列に並ぶのです。
僕が使おうとしていたのはAmerican Airlinesで、
同じフロアにはDelta Air Linesのカウンターもありました。
そして荷物を預ける列は、
American Airlinesと
Delta Air Linesを使用する
お客さんが合わさって並びます。
ここでまず30〜45分ほど並びました。
荷物を預け終わると、次は手荷物検査です。
ここもそのまま荷物を預けたお客さんが
並ぶことになります。
ここは20分ほどで切り抜けましたね。
次が問題のアメリカの入国検査です。
入国審査を行っているエリアに移動すると、
もうそれはすごい人でした。
一瞬焦りましたが、
あと2時間ぐらいあるし、
これが終わればもうロビーやから大丈夫やろ。
そう思っていましたが、
全く列が動かないのです。
アメリカの入国審査は
他の国と比べて厳しいらしく、
人によってはかなり時間がかかっているようでした。
加えてカウンターの数の割にオフィサーが少ない。
あと4人は配置できる状態でした。
そのせいで全然列が進まないのです。
刻々と迫る時間。
周りの人たちもざわつき始めます。
午前5:45になって、
ちょっとこれはまずいのではないかと思い
僕のフライトは6:30なんですけど、もしよかったら先行かせてもらえませんか?
というお願いを前のお客さんにしました。
しかし、
私のフライト6:10やねん
まじかい。
ただ、よく考えると
こんなにお客さんがまだ入国審査を終えていないのに、飛行機が飛ぶはずない。これは飛ぶ時間遅れるなぁ。というかそうなってもらわないと困る。
半分そう願いながら、気長に待っていました。
気がついたらもう午前6:40になっています。もうすぐ僕の順番がきます。
本来であれば既に飛行機は飛んでいる時間ですが、前にも後ろにもお客さんはいっぱいです。
そのお客さんの多さを信じて、いざアメリカの入国審査へ。
僕の搭乗券とパスポートをオフィサーへ渡します。すると何だか顔が険しい、、、
何ですか?何も怪しくないんですけど。早く通してくれ。
するとそのオフィサーは同僚のオフィサーと話しています。
その内容は英語で話しているので聞き取れます。
その内容が
もう行ってしまった飛行機の搭乗券持ってる人って通してええんか?
あかんやろ。てか通す意味ないやん。
せやんな。
え???
なんて言いました?もう飛行機が行った???
もうあんたの飛行機行ったから通されへんわ。カウンターに戻ってくれへん?
まじ???何を言っているんやこの人は。そう思い
いや、周りの人僕より早いフライトの時間で通ってるのなぜなんですか?
と聞くと
ああ。他の便は結構遅れてるねん。シカゴ行きはもう行ったで。
え???(2回目)
冗談ではありません。フライトの3時間前にはチェックインを済ませて、どこにも寄り道をせずにまっすぐここまで来たのです。入国審査を受けるまで2時間以上並んでいました。
見ての通りめっちゃ忙しいねん。ごめんやけどカウンター戻って。
もうここで何ができるわけでもありません。もう飛行機は行ってしまったのですから。
何だか逆に落ち着いていました。
え?飛行機逃したん?おもろすぎん?
と考えるほど意味がわからない精神状態になっていました。
言われるがままカウンターへ。まずは僕の荷物がどうなったのか聞かなければなりません。
すいません、飛行機を逃したのですが僕の荷物はどこですか?
もう飛行機から下されているので1階に取りに行ってください。
とりあえずはよかったです。スーツケースだけ日本に届いてもなんの意味もありません。
スーツケースを見つけると、焦りというか何だかもうやる気が出ませんでした。
その時点では日本に帰る手段がないのです。乗る予定の飛行機は既に雲の上。
まず父親に連絡しました。父は何度も海外出張を経験しています。
飛行機に乗り過ごした旨を伝えると
今は次のチケットを取るのが先やはよ予約せんと帰るの伸びるで。
ここでハッとしました。
日本には2月25日に帰国して、大学で報告会を3月1日に行わなければなりません。
2月28日までには大学に戻らなければなりませんでした。
やりきれない気持ちでしたが、ゆっくりしている暇はありません。急いで日本行きのチケットを購入しました。
驚いたのが値段。なんと65,000円でトロントから大阪まで帰れたのです。安くて助かりました。これで帰る手段は確保しました。
飛行機を逃してから日本帰国までのお話し
日本に帰国するのは2月27日。そして愛知県に帰るのが2月28日。
実家に24時間も滞在できません。予約していた散髪もキャンセルです。
かなり萎えました。
次はホストマザーに電話をしました。
ホストマザーから、
無事にシカゴに着いた?
そりゃあそうですよね。誰も飛行機に乗り過ごしたと思うはずもありません。
実は飛行機を乗り過ごしました、、、
え?!何時間前に空港についたん?!
3時間前にはもうチェックイン終わらせてました!
あの空港は本当に混むからね。4時間前にはいないといけないよ。
もう結構地元の人からしたらトロント・ピアソン空港は混むことが有名らしいです。
早めに行きなよ〜とは言われていましたが、ここまで早く行かなければならないと思っていませんでした。
ホストファミリーのご好意で、もう一泊させてもらえることに。
またトロント・ピアソン国際空港からウォータールーまで3時間かけて帰ります。
ホストマザーから
あの時の私の涙は何やねん!!
と笑いながら迎えてくれました。笑
本当に優しいホストファミリーでよかったです。。。
そして受け入れ先の教授からメッセージが。
「飛行機乗り過ごしたんやって?今日のディナー来たらええやん。」
僕が誤った日程を伝えてしまったせいで、研究室の博士後期課程の学生の卒業パーティーの日が、
僕が帰国する日と被ってしまっていました。だから元々は参加できない予定でした。
ただ僕は飛行機を逃して、まだカナダにいるのでそのパーティーに参加しました。笑
奨学金を取れたらまた戻ってくるわ!と研究室の方々には伝えていたので
思ったよりはよ帰ってきたな!といじられたりもしましたが、良い時間を過ごすことができました。
教授の家広すぎ。笑
次の日の夕方にはまたウォータールーを出ないといけなかったのでゆっくりしている暇はありません。
次取れたチケットは午前6:00発だったので、ホストマザーからのアドバイスを聞くとなるともう午前2:00には空港に到着しておかないといけません。
そうです。もうホテルに泊まる意味はほぼないんです。
僕は空港でチェックインができる時間になるのを待つことにしました。
ちょうどいいバスがなかったので、空港についたのは午後8:30。9時間半の間、暇つぶしをするしかありません。
幸運なことに、トロント・ピアソン国際空港ではFree WiFiが使えます。9時間半の間、YouTubeをみたり、日本にいる友達に電話をかけたりして何とか時間を潰していました。
あの時電話してくれた人たちには感謝です。
そしてようやく午前2:00になりました。
張り切ってチェックインカウンターに行きましたが、開くのは午前3:00からとのこと。
チェックインカウンターが開いた瞬間行ってやろうと近くで待機していました。するとかなりの人数が僕と同じようにチェックインカウンターの近くで待機しています。
やはりこの空港では早めに行動することが常識なのかもしれません。
そして午前3:00になり、
チェックインカウンターが開き、すぐに並び、手荷物検査を終え、アメリカの入国審査も2番目に行うことができ、無事に飛行機に乗ることができました。
その後、帰国して20時間もたたずして地元大阪を離れて愛知へ向かいました。
これが飛行機を乗り過ごした失敗談です。
今となっては笑い話ですが、当時は本当に信じられませんでした。
これを読んでくださっている方で、トロント・ピアソン国際空港を使う予定がある方は、お気をつけください!
では!