こんにちは!
トビタテ!留学JAPANの15期生としてカナダのウォータールー大学に研究留学しているHiroです!
僕は日本の大学で廃棄物処理、廃水処理というキーワードで研究を行っていたので、
カナダではその廃棄物処理システムはどうなっているのかな〜と思いウォータールーに問い合わせてみたところ、面白いツアーを紹介してもらったのでそれに参加してみました!
参加したツアー
僕が参加したツアーは、Public Tour Dayという住民向けのツアーです。
カナダのウォータールーでは毎年4月と10月に、
ウォータールーの廃棄物の埋立地を見学したり、そこで使われている重機を間近でみたり、そこで働いているスタッフさんとお話しできたりできます。
自分が出したゴミがどうなっているのか、どうやって処理されているのかを学ぶ事ができます。
予約方法:電話のみ(519) 575-4400
費用:無料
住所:1516 Glasgow Street, Kitchener

聞こえません。もう一度言ってください。

関係者にお繋ぎしますのでお待ちください。
当日参加してみて
当日は現地集合です。上記の住所に向かいます。
看板があってわかりやすいですね。
敷地内に入ると、何名か参加者らしき人がいたのでその人達についていきます。
奥に進むと建物の中に入る入り口があったので入ってみると、こんな感じ
ブースみたいになっています!思ったより参加者が多いです。
中には大きな重機やパネルでウォータールーのゴミ処理についての説明が書いてあります。
とても興味深かったのですが、すぐにバスツアーの時間が来ました。終わってから見にくることにします。
このツアーの定員はバスに乗る人数だそうです。満員でした。二日前に予約して予約できたのもラッキーだったかもしれません。笑
ツアーガイドをしてくれるのはウォータールー大学のCo-op学生です。
埋立地や生ゴミの処理方法をバスに乗りながら説明してくれます。
日本にはこんな大きなゴミの埋め立て場がないので驚きました。何だか山みたいになっています。
その山をバスで登っている感じです。笑
いろんなゴミが混ざっているので鳥もそのゴミを食べに来てるのか、めちゃくちゃ群がっています。
ゴミを埋め立てては重機でゴミを潰しています。
日本のゴミ処理は焼却処理を行ってから埋め立てるのですが、カナダはゴミをいきなり埋め立てる形になります。
広い敷地を持っているカナダだからこそできることですね。笑
日本は国が広くないので、一回燃やすなどの処理をしないといけません。
個人的に面白いなと思ったのが、
この山はただ埋め立てているだけではなくて、山に管を差し込んで、ゴミから出るガス(メタンガス)を吸引機のようなもので吸って、それをエネルギーとして活用しているらしいです!
なんとその一つの山から3,000~4,000世帯の電力を賄えるとのことでした!かなり強力なのではないでしょうか。
次にコンポストを作っているところに移動します。
知らない大きな鳥がいっぱいいます。七面鳥だそうです。初めて生で見ました笑
これらの七面鳥はコンポストにもならなかった生ゴミを食べているのだそう。僕が訪れた日はThanksgiving Dayから間も無かったのでちょっと面白かったですね。
勝手に循環しています。笑
次はバスを降り、リサイクルセンターの見学です。
ここはあまり日本と変わりませんでしたね。缶、ペットボトル、紙がリサイクルされるのだそう。
日本ではしっかりリサイクルされないと業者さんが持っていってくれないのですが、カナダはちゃんと持っていって、業者さん側が分別しているらしいです。
これを分別するのか、、、業者さんの負担デカくね??大丈夫?笑
日本ではペットボトル、缶、ビンに分別してゴミに出しますがカナダでは一つのゴミ箱に全て入れる事ができます。
日本ではしっかり分別されていなかったり、ペットボトルや缶、ビンが洗われていなかったら業者さんは持っていってくれません。
そのことを現地のスタッフさんに話すと、

人材不足の問題もあって、カナダでもその手法を来年から取るつもりやで
とのことでした。住民の方々はこれからより一層分別に力を入れていかないといけないかもしれませんね。
これでツアーは終わりです!最初に居た集合場所に戻ります。
その後は時間無制限にブースを回る事ができます。せっかく来たし、全部見て回ることにしました!
パネルがこんなふうに立っていて、それのメモを取っているとおば様が話しかけてくださりました。

そんなに熱心にメモを取って、そういった勉強をしているの?

僕は日本から来た留学生で、そう言った研究をしているんですよ〜
そこから日本人の知り合いがいる!という会話から盛り上がり、カナダでの実際のゴミの捨て方やコンポストのお話になると

みんなコンポストがいいって知っているのに全然やらない!
ということを仰っていました。さらに日本のゴミの処理方法をお伝えしたりして会話がかなり盛り上がりましたね。笑
その後は廃棄物処理業者で働いる方々とお話しする事ができ、いろんな学びがありました。
カナダでは今は埋め立てになっているけど法律ができて、新しい埋立地を作る事ができなくなったらしいです。
これからは日本のように焼却処理に移っていくのだそう。ここから導入するのはかなり大変だと思いますが、、、笑
僕は特にゴミの山に管をさして、そこからメタンを取り込むところに興味があったのでそれについてしっかり質問したりしてすごく有意義な時間でした!
その後、ゴミに関する冊子や食品廃棄物を捨てるようのゴミ袋を渡してくれました〜!
現地に行って見学すること、現地で働いている方々とお話しすることはなかなかできないことだと思います。
これからもこの留学期間中にこのようなチャンスがあれば是非見学しに行きたいと思います!
では!