こんにちは!
トビタテ!留学JAPANの15期生として
カナダのウォータールー大学で
研究留学を行っているHiroです!
トビタテでは
留学先の大学での座学の他に、
実践活動というものが求められています。
僕の実践活動としては、
カナダのバイオガスプラントや
廃棄物処理施設を訪問調査というものです。
現在、4つのプラントを訪れ、
さらに2つのプラントへの訪問を
予定しています。
これらのプラントは次の通りです。
- バイオガスプラント3か所
- 廃水処理施設2か所
- 廃棄物埋め立て施設1か所
これを読んでいる方で
トビタテ!留学JAPANに応募したい、
または応募した方で実践活動を書いたけれど、
それを実行できる目途がたっていない方も
いるかもしれません。
でも安心してください。
僕も最初はそうでした。笑
僕はプラントの訪問調査をして、
その技術を日本に持ち帰ると
トビタテ側に伝えていましたが、
正直に言うと
訪問調査の目途は全く立っていませんでした。
しかし、
なんとか6つのプラントを
訪問調査できる予定なので、
この記事では以下のことをお話ししたいと思います。
- トビタテの実践活動とは何なのか
- 実践活動先の見つけ方
- 実践活動開始から帰宅まで
一般的な、
大学で学位や単位を取るための留学とは
異なる留学スタイルになるので、
是非読んでみてください!
トビタテ!留学JAPANに応募する方も、
この記事を読めば
具体的にどうやって進めるかのイメージを
掴むことができるかもしれません。
トビタテの実践活動とは
座学や知識の蓄積型ではなく
「実社会との接点」から多様な
学びを得ることができる学修活動です。
具体的には、
- インターンシップ
- フィールドワーク
- ボランティア
- プロジェクトベースドラーニングなど
が含まれます
(出典:トビタテ!留学JAPAN留学計画書の作り方)
僕のプラント訪問調査は
フィールドワークの枠組みになります。
研究室での研究活動だけでも
プロジェクトベースドラーニングということで、
これも実践活動なのかもしれませんが。笑
実践活動開始から帰宅まで
実践活動を始めるにあたって、
アポ取りから現地調査、
そして帰宅までの流れをお話しします。
受け入れ先の見つけ方
どのようにしてカナダの
バイオガスプラントへ訪問調査の許可を
得ているかというと、基本的には
ひたすらメールを送り続ける
というパワープレーです。笑
今までに30か所以上のプラントに
メールを送り、9か所から返信があり
6か所が受け入れを許可してくれました。
1か所に何度かメールを送ったりもしたので、
メールを送った回数だけだと
40~50通のメールは送っている思います。
以下に、
私がどのように交渉を行ったのかを具体的に説明します。
- 簡潔に本気度を伝える
カナダのメールのスタイルは
日本とは全く異なります。
悪い言い方をすれば、
日本のメールのスタイルだと
かなり前置きが長いです。
ですので日本のスタイルでは送らず、
相手に熱意を簡潔に伝えるようにしていました。
具体的には、
- 自分の名前・所属・専攻
- 熱意のあることを伝える
- 最後に訪問させていただきたいとお願いする
という内容です。
熱意を伝えるということですが、
訪問調査するために日本政府から
奨学金を受けて留学に来ている
また、自己紹介と自分の研究内容をまとめた
スライドを添付していました。
- とにかく数をこなす
以前でも別の記事でお話ししましたが
カナダでは中々メールが返ってきません。
全く返信がなかった当初は少しショックでした。
めっちゃ無視されるやん・・・
しかし、やめるわけにはいかないので、
ホームページからコンタクトを取るための
メールアドレスを見つけ出し、
そこにひたすらメールを送り続けるようにしました。
後日追いメールをする可能性も高いので、
- プラントの名前
- ホームページのリンク
- メールアドレス
- 前回メールを送った日付
を記録しておきました。
メールを送って返信がない場合は、
再度メールを送るようにしていました。
当日の動きのイメージをしたうえで日程調整
これは実際に行くときにならないと考えませんが、
実はかなり重要です。
カナダでの移動は基本的に車が前提ですが、
僕は車を持っていないため
公共交通機関を利用しています。
しかしながら、
カナダの公共交通機関は
日本よりも発展していないため、
時間通りに着けるとは限りません。
しかも田舎の方になると
バスが2,3時間に1本などはざらにあります。
なので公共交通機関で行く目途がたたない
プラントにはアポをとることはしませんでした。
一度、プラントへの日程調整の際
来てええで。いつ来る?
〇〇日の13:00~でお願いします!
と何も考えずにお願いしたことがあります。
その後、行きだけのプランを立てて
当日、プラントへ向かいました。
行きは無事にプラントへ行くことができたのですが、
問題は帰りです。
プラントを後にして、
あれ、帰りのバスが3時間後、、、?
しかも家につくの午前3:00?
どこ通って家に帰ってんの?
行きの交通手段で必ず帰れるとは限りません。
僕が使った公共交通機関は
午前と午後に一本ずつしか出ていない
公共交通機関だったのです。
行きは3時間ほどでつくことができたのに、
帰りは8時間ほどかかりました。笑
自分が帰りのバスの時間まで
確認していなかったからですね。
これを教訓に、
現在では訪問のアポが取れたら
次のことを行うようにしています。
- 何時に先方のプラントに
着くことができるかイメージする - プラントの訪問調査は
平均2時間という仮説をたてる - 調査が終わった後
どうやって家に帰るかを考える - それが本当に可能か
イメージしながらチェックする - 乗り換えの時間が現実的な
時間与えられているかを確認する - 乗り換えを失敗した場合、
まだ次のバス、電車があるかを確認する
考えることがたくさんありますね。笑
アポが1か月先の話でも、
実際に行く当日のように
イメージしなければなりません。
そう考えたら
日本の公共交通機関は本当にすごいですよ。
カナダでバスを利用して、
乗り換えを行うときは基本疑っています。笑
- 本当に乗り換えできる?
- 乗り換えをミスったときのことを
考えてもう一本早いバスにのるか?
こんなこと日本では考える必要ないですよね。
終電、終バスを確認するぐらいで、
来たやつに乗るか!
僕は大阪で育ったのでこれぐらいで十分でした。
改めて日本の公共交通機関の偉大さを感じました!
質問・議論内容を事前に決めておく
議論する内容は専門分野になるので、
先方の方が知識があることは当然です。
そのため、
先方の情報を全く知らない状態で行っても、
有意義な議論はできないと感じています。
そのため、先方のホームページで
- プラントの規模感、
- 何を処理しているのか
- やり取りしている人のバックグラウンドなど
これらを事前に確認してから
訪問調査に臨むようにしています。
これだけしても「議論」
と言うにはギリギリのレベルです。
なんとか食らいつきます。笑
まとめ
これまでお話ししてきたことが、
僕が現在トビタテ生として
留学を行っているリアルです。
今までトビタテに応募する方の
申請書をいくつも拝読しました。
その中では現地のアポ取りを
実践活動にする方もいます。
そのために私が具体的に行っていることをまとめると、
- 根気よくメールでアポ取りをする
- 簡潔に本気度を伝える
- 当日の流れをイメージする
- できるだけ予習をする
ということです。
実践活動は非常に楽しいです。
特にSTEAMコース(理系コース)の方は、
研究室でずっと研究したり
講義を受けることになるでしょう。
これだけをずっと続けているのは中々きついです。
(あくまでも個人的な見解です)
なのでこうやって
実践活動を行うことで気分転換ができ、
現地の同じ分野で活躍されている
エンジニアの方々とお話しすることは、
学生の間では留学中でないと
なかなかできないと思います。
ぜひポジティブな感情で実践活動に
取り組んでいただきたいと思います!
では!