【ビザ切替え】ナイアガラの滝で6回フラッグポールしてみた(後編)

留学日記

こんにちは!

トビタテ!留学JAPANの15期生として
カナダのウォータールー大学に研究留学しているHiroです!

本記事では、
ナイアガラの滝でフラッグポールしてきたので
それについてお話していこうと思います!

合計4回、ウォータールーとナイアガラの滝を往復して、
合計6回、フラッグポールに挑戦しました!

この記事は後編になります。

前編は以下の記事から!

前編と後編を読めば、以下のことが分かります!

・フラッグポールとはなにか
・ナイアガラの滝でのフラッグポール体験者のお話し
・必要書類、オフィサーからの質問
・フラッグポールの必勝法

 (前回の続き)3度目のフラッグポールの結果は、、、!

3度フラッグポールを行い、
初めてImmigrationに入ることを許されました。

必要書類をパスポートに挟み、Immigrationに向かいます。

中に入り、中にいるオフィサーに必要書類を全て渡します。

オフィサー
オフィサー

名前呼ぶからそこの待機場で待ってて。

一緒に並んでいた皆さんが座りながら待っています。

僕も同じように座って待ちます。

書類はオフィサーが座っている後ろの棚に入れられて、
オフィサーの気が向いたらそこから取られて手続きしてもらえます。

僕の書類は一見複雑そうだったのか、
取られてチラ見されてまた棚に直されるのを何度か見ました。笑

仕方ないですね。
事前に僕の就労ビザの申請は複雑とは言われていました。

そして少なくとも2時間は待った後、オフィサーに呼ばれます。

オフィサー
オフィサー

君、ウォータールー大学からなんか賞貰ってる?

Hiro
Hiro

いいえ。貰っていません。

オフィサー
オフィサー

ええ??
多分ウォータールー大学から賞もらってないと多分就労ビザは渡せへんで。

そんなこと言われても何ももらっていません。

Hiro
Hiro

代わりに日本側から奨学金もらっています。
(トビタテの奨学金)

オフィサー
オフィサー

カナダ側じゃないやん・・・
でもウォータールー大学から就労ビザを取るためのレター出てるしな。
もうちょっと待ってて。

やはり僕の就労ビザは一般的ではないタイプだったらしいです。

また40分ほど待ったあと、オフィサーに呼ばれました。

オフィサー
オフィサー

いいニュースと悪いニュースがある。

悪いニュースはもう聞きたくありません。

オフィサー
オフィサー

悪いニュースは、
今日君は就労ビザを受け取ることができひんことや。

なんやねん。最悪やんけ。

オフィサー
オフィサー

良いニュースは君が就労ビザを取る道筋が見えたことや。

どうやら僕のLMIA番号が無効になっていたらしいです。
理由はわかりません。

ただ、これに関してはオフィサーはどうにもできないらしいです。

上司にも相談してくれたらしいのですが手に負えないとのことでした。

オフィサー
オフィサー

新しいLMIA番号を用意したらまた来い。
それ以外の書類は問題ないはずや。

前泊までしたのにも関わらず就労ビザを取れなかったのは悔しかったですが、
ウダウダ言っても仕方ありません。
だって受け取れないんですから。

オフィサー
オフィサー

それと君の就労ビザややこしいから、
これ次のオフィサーに渡したらわかりやすいと思うで。

そう言われこの書類を印刷して、
マーカーもつけて渡してくれました。
確かにわかりやすいかも。

このままウォータールーに帰ってまたナイアガラの滝に来るとなると、
交通費も払って前泊代も払わないといけません。
もうこれ以上無駄は出費は嫌です。

急いで大学にめちゃくちゃなお願いをしました。

Hiro
Hiro

今日中に新しいLMIA番号を発行してください!!

なんと発行してくれました。大学側の急な対応に本当に感謝しています。

これでもう一泊することに決めました。
なんとビザを取るだけのために連泊です。

 4回目のフラッグポール

朝は4:00に起きました。ナイアガラにいるのに。

そして朝5:00にホテルを出発して5:30過ぎにはナイアガラの滝について、アメリカでの手続きを終わらせ、6時すぎにはカナダ側の国境で待機していました。

今日も昨日同様、待機している人が10人ほどいました。

昨日と同様、並ばされ、午前8:00になってから順番に入っていきます。

オフィサー
オフィサー

何を申請しに来たんや?

この質問にも飽きました。

Hiro
Hiro

就労ビザを申請しに来ました。POEは持っていません。

オフィサー
オフィサー

残念ながらもう既に閉まったで。

冗談か何かか?こちとら6:00過ぎから待っているんですけど。
また帰らなあかんのか?

Hiro
Hiro

朝6:00から待っていたのにもう閉まっているんですか?

オフィサー
オフィサー

俺の上司がそう言ってるんや。行かせるわけには行かへんねん。
ただ、午後になればまた開くかもしれへん。

お。また開くかもしれないのか。

そういえば昨日僕がビザ申請をして、ダメだったとき、
Immigrationにはもう誰もいませんでした。
そのときの時刻はおそらく午後1:00頃でした。

なるほど、こうなればImmigrationは空いているのか。

あまり期待していませんでしたが、
午後になるまでナイアガラの滝近くの公園で待っていました。

 5回目のフラッグポール

午後1:00になるまで待ち、またImmigrationにいきました。

ここに座ってずっと暇潰しをしていましたね。

案の定誰も待っている人はいません。

そこで、フラッグポールをする前にオフィサーにフラッグポールをできるかどうか聞くことにしました。

Hiro
Hiro

今フラッグポールしてもいいですか?

オフィサーオフィサー

ええで。アメリカ側に行って戻ってき。

キターーーー!絶対これやん。
これが一番楽にフラッグポールできる方法やん!

わざわざ朝はやくに行く必要はないんです。午後12:00か午後1:00であれば誰もいないんです。

何故か。みんな僕みたいに断られているからです。
なので午後からは空いているんです。

そうしてまたフラッグポールを行います。
昨日と同様、書類を提出して待ちます。

今回で完璧のはずです。
LMIA番号は新しくしたし、昨日他の書類は大丈夫と言われたし。

僕の他に3人ほどしかいなかったのにも関わらず1時間ほど待ちました。

呼び出されて、オフィサーから

オフィサー
オフィサー

君のLMIA番号はまだ認証されてない。

ええええ。そんなことあります?
確かに昨日の今日やけど!番号はここにあるのに。

オフィサーに新しいレシートを見せて、

Hiro
Hiro

このレシートで既に番号は取得したことは証明できるはずです。

と必死に訴えました。

オフィサー
オフィサー

LMIA番号取得の申請を行ったことは確認できるねん。
ただまだ認証されてないねん。

Hiro
Hiro

ということは就労ビザを取得できないということですか?

オフィサー
オフィサー

残念ながら今日はできない。

まじか。もう今日はチャンスないし帰らないといけません。明日挑戦したってまた番号が認証されていないと意味ありません。

オフィサー
オフィサー

君、昨日も来た言うてたな。合計何回来たんや?

Hiro
Hiro

これで5回目です。

オフィサー
オフィサー

俺の地元ウォータールーやからわかるで、遠いよな。
次来るとき番号認証されてなかったら冗談じゃないしな。俺に電話かけてこい。教えたる。

おお〜!優しい!

オフィサーが言う通り、
次に来た時にまだ番号が認証されておらず、
帰らされるのは冗談じゃありません。
この提案は大変助かりました。

オフィサーの名前と番号が記された紙を貰い、その日は帰ることに。

本当にやるせない気持ちでしたが、
就労ビザ取得まであと少しのような気がしていたのでなんとか耐えていました。

 電話でアポ取りのお話し

後日、指定された日付に電話をかけました。

Hiro
Hiro

○○さんとお話しする約束をしたので代わっていただけますか?

オフィサー
オフィサー

今日○○は休みになった。シフトが変わったんだ。

まあ、、そう言うこともあるか。引き継いでくれたらよかったのに。
とも思いましたがそんなことあるはずもなく。

次の日、同じように電話をかけてみました。しかし

オフィサー
オフィサー

彼は今日は休みだ。

またその次の日も休み。

いつ働いてるねん!!!なんか怪しくないか、、、?

だんだんそう思うようになりました。

次の週、また電話をかけると

オフィサー
オフィサー

なぜその○○とお話ししたいのですか?

Hiro
Hiro

僕のLMIA番号が認証されているかどうか確認してもらうためです。

オフィサー
オフィサー

残念ながらそういったことは電話ではできません。

Hiro
Hiro

○○さんに言ったら教えてもらえると言ってもらいましたよ?

僕がウォータールーに住んでいることを重ねて伝えると、しばらくオフィサーが黙りました。そして

オフィサー
オフィサー

わかった。君の番号は?

Hiro
Hiro

123456789です。

オフィサー
オフィサー

残念ながらまだ君の番号は認証されていないわ。

もう申請してから1週間ぐらい経ちます。そんなに時間かかるのか・・・?

と思いつつそれが事実なのでしょう。一旦考えることにします。

本当に認証されていないのかどうか、
少し懐疑的ではありましたが無駄足は運びたくありません。

大学に相談してみることにしました。

すると、

「レシートを受け取っている時点で番号は認証されている。
もしうまく行かないのであれば番号ではなく
あなたの提出した書類に問題がある可能性が高い。」

こう言われたんですよね。

そんなはずはありません。番号のせいで何度断られたか。
しかし大学に経緯を説明しても有益な情報は得ることができず、、、

もうこの際大学に、就労ビザを受け取るができなかったということを証明するために、
もう一度ナイアガラの滝に行こうと思いまいた。

なんだか大学にも味方にされていないような気がして、
かなりメンタル的にはきつかったです笑

次の日、番号が認証されていないと言われたままナイアガラに向かいました。

僕の作戦としては、

火曜日の正午にナイアガラの滝に向かう

Immigrationに入れなかったら
次の日の朝4:00に向かう


それでもダメだったら正午ごろにまた行く

これでうまく行かなかったら申請に150日以上もかかるオンラインで申請しようと思っていました。

完全に心が折れそうでしたね。

Hiro
Hiro

これがナイアガラに行くのは最後や!

と心に決め、ナイアガラに向かいました。

 6回目のフラッグポール

正午前にナイアガラの滝に到着し、まずはImmigrationに向かいます。

僕の予想が正しければ、
朝一から並んでいるフラッグポール希望者の手続きはほとんど終わり、空いているはずです。

Hiro
Hiro

今からフラッグポールできますか?

オフィサー
オフィサー

できるで。アメリカ側に行って戻ってきて。

やっぱり!朝一からではなくてこの時間に行くのが一番楽やん!!!

今更必勝法を見つけてしまいました。

そしてフラッグポールを終わらせ、カナダ側に戻り、Immigrationに。

LMIA番号が認証されているのかどうか、ここが一番心配でした。

40分ほど待機し、オフィサーに呼ばれます。

ここでかなりの質問をされました。
質問内容と答えをを以下にまとめます。

Q. なぜ就労ビザが必要なのか?
A. 大学が自分を研究員として扱うから
Q. 専攻はなに?
A. 化学です。
Q. 給料はもらうのか?
A. もらわない。研究活動を行うだけ。
Q. 滞在期間が奨学金の支給期間より長いが、その間のお金はどうする?
A. 自分の予算でなんとかします。(銀行残高は見せていない)
Q. ビザが切れた後はどうするのか。延ばす予定はあるのか。
A. ビザを延ばす予定はありません。日本に帰ります。
Q. 大学の外で働く予定はあるか。
A. ありません。
とまあ色々聞かれましたがそこまで難しい質問はされません。
無難に答えて、20分ほど待ち、オフィサーに呼ばれます。
オフィサー
オフィサー

向こうでビザ申請料155 $払ってレシートを持ってきて。

おお!!!ということは!!!

そうです!
ビザ申請が許可されたということです!

155 $は痛い出費でしたが、そんなの考えている間はありません。

念願の!!!
就労ビザを手に入れました!

これこれ!!これを待ってたんですよ!!!

1ヶ月色々頑張ってやっと手に入れました!

めちゃくちゃ嬉しかったですが、名前と期限をしっかりと確認します。
ここで間違いがあると、全て水の泡です。
間違いはありませんでした。

大学に戻り、
お世話になった大学の職員の方に
無事に就労ビザを取得できたことを報告しに行くと本当に喜んでくださりました。笑

ねぎらいの言葉をたくさん頂きました。笑

これで僕のフラッグポールをしたお話はこれでおしまいです。

これを読んでくださっている方々で、
ビザ取得を考えている方はできれば日本を出国する前に
POEを手に入れておきましょう。笑(当たり前ですが)

ただ間に合わなくてもこのようにフラッグポールをすればビザを取ることができますので、

焦りすぎなくてもいいかなと思います。
何とかはなります!笑

ナイアガラの滝でのフラッグポールについてはかなり詳しくなった(つもり)なので質問、相談受け付けております!笑

では!

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